ピロリ検査・除去
胃の病気につながるピロリ菌は、少しでも早く除去しましょう。
ヘリコバクター・ピロリ菌とは
胃の粘膜を攻撃し、胃がんや胃炎、胃潰瘍など、胃の病気の発症の原因となりうる細菌の一種です。
感染経路としては、幼少期の口移しなどで感染し胃の中に住みつづけており、大人になってから炎症などをおこし、症状としてあらわれることが多いです。
ピロリ菌が自然に消滅することはなく、薬によって除菌する必要があります。
ヘリコパクター・ピロリ菌の除菌方法
ピロリ菌を除菌するためには、飲み薬を服用する必要があります。抗生剤と胃薬を一週間ほど飲みつづけます。約70%の患者さまは、この時点でピロリ菌は除去されます。
一週間でピロリ菌が除去されなかった場合は、抗菌薬などを追加しさらに一週間、薬を服用し完治を目指します。
保険内治療の対象者
胃に内視鏡を入れて、胃の粘膜を採取しピロリ菌の有無を確認する方法です。この場合、検査費用はもちろん、陽性だった場合も除菌治療に保険が適用されます。
自費診療の対象者
内視鏡検査以外の方法でピロリ菌の有無を確認する場合は、検査費用や陽性だった場合の除菌治療が自費となります。血液や尿を使って調べる抗体測定、尿素呼気テスト、便中抗原測定などがこれに該当します。
費用は高くなりますが、内視鏡に抵抗がある方には、内視鏡検査を受けなくてよいというメリットがあります。